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脳振盪の評価とマネジメント

 脳振盪の評価とマネジメントについて学びに行ってきました。スポーツなどをしていると、いろいろなシーンで頭をぶつける時があります。ボクシングのように頭部を直接打撃が加えられるスポーツ以外でも、ラグビーや柔道で頭に衝撃を受けたりスノーボード中に転倒する事もあります。また、日常生活においても転倒や、強く頭が振られる状況もあるかもしれません。この様にして生じる頭部へのケガをまとめて「頭部外傷」といいます。頭の骨の骨折や、脳の組織、血管が傷つくことがなくても、脳の活動に障害がでたりするトラブルが起こることを「脳振盪」と呼びます。頭への衝撃による脳の「ゆがみ」が生じ、意識を失ったり、記憶が一時的に消失したり、頭痛や吐き気の症状を起こすこともあります。いわば、脳が停電したようなものとの例えもいわれます。
 身近な活動中に遭遇することもあります。適切な認識で対応しないとなりません。出血や切り傷のように目でみて確認できるものがないことも多い為軽視されがちですが、適切な判断、リハビリを行わないと症状が長引き活動に大きな支障をきたすこともある重要な事柄です。今回は、そのような脳振盪についての勉強会へ適切な判断と、リハビリをプログラムできるように学びに行かせていただきました。頭の中の脳の状況と考えると何がどのように起きているのか漠然としてしまいます。しかし、その状況を判断するために、世界中のデータを統合して判断ツールが開発されています。また、定期的にアップデートされており、より立体的に状態を捉えられるように工夫されています。しかし、実際に脳振盪などが起きる状況は、このような知識を持ちあわせない方が遭遇することも多々あります。そういった時に有効に活用していただけるツールもあります。下に画像で添付させていただきます。

こちらが、世界基準で推奨されている脳振盪を疑ったときに活用していただきたいツールの日本語版になります。予想しない時に判断を迫られることもかるかもしれません。上記のような情報を知っておく、また見返すことができる様に用意しておくことで必要以上に焦ることなく、行動がでるはずです。参考までにご紹介させていただきました。

脳振盪後の適切な運動強度を測定し、段階的に強度を上げながら復帰へ目指したプログラムが重要です。

 今回は、とちぎスポーツ医科学センター(TIS)の施設を利用させてのいただいた充実した学びを得ることができました。

お困りごとなどお気軽に千鍼灸整骨院へご相談ください。

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